エアコンは、外観を掃除することは簡単にできますが、中を掃除することは簡単にはできません。そのため、見た目がきれいなエアコンでも、蓋を開けたらほこりまみれだったということはよくあります。もちろん、家庭用のエアコンに限らず、業務用のエアコンについても同じことが言えます。
今回は、そんなエアコンの清掃についてご紹介します。
1.エアコンが汚れてしまったら?
家庭用のエアコンや車のエアコンをつけたとき、風量を強くしているにも関わらず、あまり冷たい風や暖かい風が出てこないということはありませんか。また、そういう時は、大抵、エアコンから出てくる空気がカビくさいといったことはないでしょうか。これは、エアコンの内部にほこりやカビが溜まってしまい、空気の通り道を塞いでしまっているからなのです。
こういった現象は、業務用のエアコンであっても同様に発生します。業務用のエアコンは大型ですので、家庭用のエアコンほどはすぐにほこりやカビの影響が出るということはありません。しかし、放置し続けると、家庭用のエアコン以上にほこりが内部にたまってしまいます。
事務所で使用しているエアコンの場合は、夏場27度にしていても一向に空気が冷やされず、猛暑の中で仕事をしなければなりませんし、冬場は20度に設定していても、震えながら仕事をしなければならなくなります。こうなると、電力費を使用してエアコンをつけているにもかかわらず、仕事の効率が大幅に低下してしまうのは言うまでもありません。
さらに、大きな影響が出るのが飲食店です。飲食店に来られるお客様は、快適な空間での食事やティータイムを求めて来店されます。そのお店のエアコンがかび臭かったり、外気と同じような暑さ、寒さであった場合、お客様はお店に寄り付かなくなってしまいます。
2.業務用エアコンをクリーニングするには?
一部のインターネットサイトでは、業務用のエアコンクリーニングを個人で実施することができると書かれていますが、これらはおすすめいたしません。
業務用のエアコンには、高額なパーツがいくつも使われていますので、誤ってそれらのパーツを壊してしまった場合には、業者にエアコンクリーニングを委託するよりも高い修理費用が発生してしまいます。また、個人で掃除する場合は、見えない部分の汚れが残ってしまいます。そこにカビなどが残っていると、すぐに繁殖してしまうことになります。
そのため、業務用のエアコンのクリーニングは、専用の業者に依頼するのが確実な方法といえます。